ダンサーの症状
肩の痛み トリガーポイントの視点
オーバーユースにより肩に痛みが出るケースがあります。
肩の動きには、屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋、水平伸展、水平屈曲、
という動きがあり、これらが組み合わさって自由自在に肩が動きます。
オーバーユースにより肩の筋肉にトリガーポイントができると原因となっている筋とは別の場所に痛みを送ります。このことが痛みの原因を特定するのを難しくしています。
ダンサーがトリガーポイントができやすい筋は、
棘上筋
棘下筋
肩甲下筋
小円筋
三角筋
大円筋
烏口腕筋
などです。
これらの筋をていねいに触診して、トリガーポイントを治療してゆくことが大切です。
また、四十肩や五十肩の場合は、棘上筋腱、棘下筋腱など腱の治療と靭帯、関節包の治療を加えてスムーズに動きやすい状態へ早期に回復するよう促してゆきます。